今日読んだのは、林 真理子のコスメティックです
この本は、仕事で、惨めな立場に追いやられた女性が、パリでの旅行中に知り合った男性がきっかけで、化粧品会社のPRとして働き始め、その仕事がきっかけで、恋愛観も含め、人生そのものが、180度変わるという話です。あまり説明になっていないけど・・・
この本は実は読むのはもう3回目くらいになるのですが、内容を知っていても飽きません。
この本ではけっこうきわどいセリフですが、「女性には2通りいる。仕事と寝ることができる女と、仕事と寝ることができない女だ。」というセリフです。このセリフの意味は、男女の仲では、寝るなかになれば、よぼどのことは目をつぶってしまう。どんなに嫌なことがあってもそれを楽しめるようになる。それを仕事に置き換えたものです。どんなに仕事が大変でも、それを楽しめるような女性が、仕事と寝ることができる女性だそうです。
また、もう一つ印象に残ったセリフは「化粧品ほどおもしろいものはない。たとえ15000円の美容液でもせいぜい原価は1000円か2000円くらいだろう。しかし、だからといって、2000円の美容液で女性が美しくなれるわけではない。15000円の美容液をつかっている、私はそれほど、価値がある女性なんだという思いが女性を美しくさせるというセリフでした。
私はもちろん、15000円の美容液はおろか、つかってるのはちふれの600円の美容液ですがこの言葉はすごく理解できました。
私は、そんなにブランド品には興味がありませんが、きっとそれも同じ原理なんでしょう。
化粧品は女性に夢をうる仕事なんですね
林真理子はananで美女入門というコラムをかいている有名作家ですが、彼女の小説はもとコピーライターというだけあって、観察眼がするどくおもしろいです。コラムはお金持ちの生活についてなのであまり共感できませんが・・・オススメです!
スポンサーサイト